韓国伝統舞会 2018年9月23日

発表会の様子(11月追記)

昨年11月に、多くのお客様にお越しいただき、大変好評となりました、韓国伝統舞会を今年も開催いたします。

cafe羅山が、この日のためだけに用意する韓国宮廷料理をイメージしたお弁当をお召し上がりいただいた後、隣接するギャラリー羅山のお庭へ歩いて会場を移動し、舞をお楽しみいただく晩秋の赴きある企画になります。

ぜひ、ご予約の上、ご来場下さいませ。


主な演目

五方舞 오방춤
古来中国や韓国では、万物は対をなす性質の陰陽と、木・火・土・金・水の5種類の元素を意味する五行で成り立っているとされてきました。この思想の根底には、「互いに影響を与え合い、その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環する」という考えが存在します。五方舞は、陰陽五行の世界を5つの長短(チャンダン=リズム)にのせた踊りで表現。太平舞などを参考に、趙寿玉が再構成しました。

サルプリ舞 살풀이춤
サルプリとは、「煞(サル)」「プリ(ほどく)」、すなわち不運や厄を祓うという意味です。もともとは巫女などの儀式的な舞だったものが、近代になって舞踊家の手によって芸能的な舞となり受け継がれたものです。今回披露する李梅芳(イ・メバン)流サルプリ舞は、白いチマチョゴリを身にまとい白布を手に、全羅道地方の巫楽に合わせて舞います。

キナリ長鼓舞 긴아리장구춤
「キナリ」は「キン アリ(긴아리)」、つまり「長いアリラン」という意味です。各地に伝承されていますが、現在では韓国西北部の平安道地域のキナリが特に有名で、海に面したこの地で貝を捕りながら歌った歌として知られています。古くから愛されたキナリの民謡に長鼓(チャング)のリズムをのせて踊ります。後半はチュンジュンモリ(중중머리)を通じて多彩なカラク(가락 、調べ)で構成しました。

昇天舞 승천무
その名の通り天に通ずる心を表現した舞。巫俗など朝鮮半島に伝わる宗教的儀式のエッセンスを元に構成されました。

 

趙寿玉(チョウ・スオク)さん

重要無形文化財第97号サルプリ舞 履修者。「五方舞」「シナウィ」「浄華舞」「香」「墨香」などの公演を開催。2007年には長野県善光寺「国宝善光寺本堂再建三百年祭」に於いて、僧舞を奉納。韓国舞踊スタジオ「趙寿玉チュムパン」主宰。ソウル教坊同人。

 

 


韓国伝統舞会ーランチ付きー

日時:2018年9月23日(日曜日) ランチ12:00〜 舞会14:00〜

費用:ランチ代を含め4000円

茶会:先着15名様 500円 10時〜

主催:羅山

会場:長野県安曇野市穂高有明8193−3山麓線沿い 0263-50-6822

通常の営業時間(お問い合わせ対応) 10:30〜 (木曜は定休)

ご予約:お電話にて承ります。